GUYATONE FLIP1000 レストアとMOD (Pentode/Triode切替スイッチ)

早速コンデンサを交換しましたFLIP1000。今回はコストダウンでケミコンは中国製のコンデンサーです。(苦笑)

オリジナルよりコンデンサーが小さくなりました。EL34の手前のコンデンサーはストラトのトーン用に使って飽きたオレンジドロップ(0.047uF/600V)、オリジナルは0,022uFなんでちょっとローがゴスンと出ます。

回路図も清書しました。(オリジナル状態)

今回、某SNSでヒントを頂き、EL34の3極管接続切替を試みました。既製品だとMarshallのJCM900の一部や6100(35th Anniversary)、VOXのNight Trainなどがこの方式でパワーをダウンさせています。スクリーングリッドとプレートを接続させ、100Ω前後の抵抗を介します。これで理論上の出力は下がります。最初、3極管動作にしてみると電源のコンデンサーの容量がたらないようでハムノイズが凄いので、急遽、取り外したコンデンサに出戻りさせ、電源のコンデンサを追加しました。

ラインアウト端子を使わないのでそこを広げてスイッチ取り付け。


3極管動作時は音量は落ちますが、追加したコンデンサが中古なのもありまだノイジーであまりありがたみを感じません。ましてやマスターボリュームつきのアンプ。パワー管をドライブさせる音量なんて、この出力だと自宅では無理そうです。
しかし5極管接続時はコンデンサー交換が効いたのか、びっくりするくらいノイズがありません。そのせいか歪ませても音像がすっきりします。コンデンサ高いですが中国製ならとりあえず100uF/450Vで500円もしないので、それを使ってさらにノイズが減るか試してみたいと思います。