Marshall JTM310 改造作戦 その3 クリッパーを戻す

しばらく放置中だったJTM310ですが、重い腰を上げてより使えるアンプを目指すことにしました。
純粋なチューブの歪みだとクリーンチャンネルでVol全開にしたクランチサウンドと差異が無く、微妙に使いづらいので、JCM900などに倣ってダイオードクリッパーを元に戻しました。この際ダイオードをお気に入りの1S1588に変更。割とブーミーでFUZZっぽかったサウンドが、オーバードライブ的になりました。

オリジナルの回路図

改造後の回路図

トライアンドエラーですが、クリーンチャンネルとの音量差(クリーンの方が音が大きい)をなくすべくボリューム直前に抵抗を挿入、歪みチャンネルの2段目のゲインアップのためにV1bのカソードに22ufの電解コンデンサを挿入しています。音はエフェクター臭い歪みではありますが、オリジナルのブーミーな歪みから中域よりの歪みにシフトしました。チューブスクリーマーを踏んだようなイメージの音です。

我が家の伝家の宝刀(笑)69年のGIBSON SG Juniorを繋いでラフに録音した音源です。

http://www.bea.hi-ho.ne.jp/dahnishi/music/JTM310_dist.mp3

ブーストチャンネルでGAINは12時、Volumeも12時、トーンはすべて全開。リバーブを少々。マスターは9時くらいでオンマイクのZOOM H2で録音しました。