MUSICMAN sixty five 212 電源等リフレッシュ

さて、Musicman sixty five 212の続きです。
外装のリフレッシュの前に電気系のリフレッシュです。ポットデイトと電源の電解コンデンサのデイトを見る限り79年製の模様。
79年ってもう33年前なんですよね(遠い目)
こちらも、今後長く使ってもらうために、電解コンデンサを中心にリフレッシュをしました。

まずはドライバー段の基板。信号経路に20uF/25Vの電解コンデンサが多用されていますので。こちらをいつものニチコンFine Goldに。
あわせて抵抗とフィルタ?と思しき0.05uFのセラコンも交換します。

そして、電源部の基板。高圧のB電源とIC類をドライブするC電源が混在しています。抵抗はB電源からスクリーングリッドへ供給されるラインにつながった150KΩ。
電解コンデンサはC電源の150uF/50Vです。


そしてB電源のコンデンサ。100uF/450Vが2本。ここは奮発してスプラグのATOMです。(デカイ)


最後に真空管ソケットの交換とソケット周りの交換です。スクリーングリッドの抵抗はデフォルトでは1,5KΩ/10W1個ですが、真空管の暴走防止?に有効らしいので
2個にレイアウトを変えました。(白いセメント抵抗です)


また、トランス保護のダイオード。5KVの高耐圧ですが、これまた入手難ですので、1N4007(1KV/1A)を5個直列。


組み込み後、頭を冷やして各部のチェック。手持ちのキャビネットにつないですごく小さい音でチェックする限り問題なさそうです。

もう少し掘り下げたチェックをして、組み立てて大きな音でチェックしてみようと思います。