'71 Fender Twin Reverbオーバーホール(その1)

ヤフオクの取引で知り合ったM様の銀パネのツインリバーブ
71年製と40うん年も経たもので、今回しっかりとオーバーホールしたいとのご依頼です。
今回は時間をかけてじっくり取り組む事になりそうです。

既にアンプ部をキャビネットから下ろしたのでアンプの全景はありませんが、マスターボリュームがつく前、なおかつウルトラリニアになる前の、少々ブラックフェイス期に近い構成の時期のものです。

ざっとテストした限り下記の問題点があります。

電源ケーブルがボロボロ
・インプットジャックにプラグを抜き差しするとノイズが酷い
・ややノイジー

とはいえ、使用状況と年式を考えればそんなに悪いコンディションではないかなと思います。

まずは電源周り。5本の電解コンデンサのうち中央の1本電解液が吹き出た跡があります。コンデンサのカバーのなかも腐食しています。これは今後を考え全交換しましょう。

ファイバーボードのみになりました。反りもなくて洗浄すれば綺麗になりました。ケーブルも硬化してなく絶縁も問題無さそうなのでそのまま使います。

今回は、スプラグのATOMを使いました。水色が眩しいです(笑)

そしてシャシーをひっくり返し、整流のダイオード周りとバイアス周りを交換して本日は終了です。(続く)