BRONX TUBE12モディファイ


気づけば半年ほど更新を怠っておりました。
粛々と修理とかこなしていたのですが、ここに書くようなネタに乏しく、、、。

さて、以前に当ブログでも修理したBRONXのTUBE12。
以前に、欲しかったEVのスピーカーが搭載されて格安だったので
オークションで落札したのですが、正直持て余しており、
友人のHさんに譲ることに。

スピーカーはストックしていたJENSENのC12-Kに交換し
心配の無いようある程度のメンテを施しお譲りしましたが
ブライトさと歪が足りないとのことでしたので、ちょっといじることに。

回路図はパクリもとでもあるBlues Deluxeのもの。
チャンネル切り替えの都合上、ブライトスイッチが普通のFender系と異なり
ハイパスフィルタを通す感じですが、効きがいまいち。
ゲインも足りないので、トーンスタック前のV1bのカソードに
22μFのコンデンサを追加しゲインを稼ぎつつ、ブライトスイッチの
フィルタのR6の値を470kΩに。
この定数、察しの良い方ならわかりますが、ブライトスイッチONの状態で
Marshallでよくつかわれるフィルタの定数に近くなるのです。
このおかげか、ゲインを上げてもすっきりぬけの良い感じに。

Hさんも「まるで別物、望んだサウンド」とのことで、満足頂きました。
Marshallの定数とはいえ、音的にはBlues Juniorの歪みに似た感じになりました。
これ、Blues Deluxeのモディファイネタとしても使えそうです。