Marshall JCM2000 DSL100修理 その1

行きつけのライブハウス小田急相模原のT☆ROCKS様からのご依頼で修理預かりとなりましたMarshallのJCM2000 DSL100です。

突然音が出なくなり、その後、ヒューズを替えて音が出るようになったものの、時々「バリバリ」と凄い音がするそうです。

中をあけて、原因判明。

パワー管 EL34のスクリーングリッドに繋がるセメント抵抗の足が立派過ぎて、ヒーター電源のラインから0.2、mmくらいしか離れておらず、何らかの拍子でスパークし、スパークで発生したカーボンの影響で抵抗値が下がっていました。(100Kが2Kくらいまで)その抵抗にぶら下がるEL34はもう瀕死の状態のようです。

とりあえす、焼けた部分を清掃、スクリーングリッドの抵抗を念のため4個とも交換して、スパークした部位のそばにあったセラコンも交換しました。とりあえず手持ちの中古のEL34でバイアスをあわせてしばらくエージング中です。

今回100w級のアンプの修理ということで、20wのセメント抵抗で代用していたダミーロードを新規に作りました。ローコスト優先で20w39Ωのセメント抵抗を5個パラレル接続し理論値7.9Ω/実測8.4Ωの100w相当のダミーロードを作りました。土台は東急ハンズで買ったヒノキの端材、ヒートシンクもどきもつけています。ちょっと負荷をかけるとヒノキの香りがします。ww

ちなみに、SUBWAY BLUESにはJBLのMI10という耐入力150wのスピーカーを入れていますので、このクラスまでは鳴らすことが可能です。