MESA/Boogie SUBWAY BLUESマスターボリュームの怪 #4 スイッチの向こう側

さて、V2aとV2bの間にマスターボリュームを挿入した状態でスタジオで爆音チェックしました。結果は惨敗。フェイズインバーターに中途半端に入っていた状態と変らずでした。

失意のどん底(大げさですが)で帰宅中、ふと思い立ちます。


プリアンプの回路図の先に、スピーカーOFFスイッチと称するスイッチがあり、そこでパワーアンプの入力を切り替えています。


配線的にも背面のスイッチから分岐するとボリュームが入れられます。直流入ってこないでしょうけど、おまじない程度に0.1uFのコンデンサーが不要になったので挿入します。


結果このような改造になりました。
ボリュームの効きもかなり良いです。全開にすればマスターボリュームはなかったことにできなくもない回路です。ゆくゆくはこのスイッチの配線を変えて、マスターボリュームキャンセルにしてもいいかもしれません。

最終的な引き回しはこんな感じです。結構無茶してます。リバーブはエフェクトループのレベル調整と入れ替えです。信号が上に下にと通りますがノイズは少ないです。



ハムキャンセルのため交換したコンデンサーはやたら大きくホットボンドで止めています。

マスターボリューム改造のデモ音源はこれです。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/dahnishi/music/STE-003.mp3

ギターはFender Mexicoの'70sストラトのフロント(リンディのWoodstock69)アンプのセッティングはボリューム12時、バス、ミドル、トレブルすべてフル。マスターは8時と控えめの音量で、ZOOM H2をオンマイクで録音しています。

とりあえず、これで様子を見ながら歪み加減を抑え気味な方向にコントロールしようと思います。