Musicman One Fifty HD EVMの修理
最近MUSICMAN のアンプに大変縁があります。その特異な構造やら部品の入手等で修理が断られたり、嫌がられるケースもあるようです。
僕はなるべく引き受けようかなと思っております。好きなんでしょうね。
さて、以前より厚木方面のセッションでお世話になっていたK様。なんとも珍しい白いOne Fifty HD EVM そうです。エレクトロボイス仕様です。
パワー感がないというのでチェックしたところ、パワー管をカソードからドライブするトランジスタが逝っておりました。
あとはパワー管の交換です。当方でチョイスしたTUNG-SOLのロシア再生産ものです。
あわせて電源回りのコンデンサと真空管ソケット周辺の交換もしました。
MUSICMAN は80年を境に6CA7(EL34)から6L6に仕様変更になります。なので先日のsixty five とは配線が少々異なります。1番ピンの辺りとかですね。
トランジスタはアメリカのMOJO Musical supplies からお取り寄せ。送料高いッス。
ライブ本番が近いということでちょっとお急ぎの修理ではありましたが、どうにか仕上げられました。
その恐ろしいまでのパワーでスピーカーをバッフルに止めるボルトが8本中6本緩んでおりました。
定期的にまし締めしないとダメですね。
凄い音圧に負けないクリアなスピーカー。EVのスピーカーはやっぱ最高ですね。
普段はコーン紙が薄くて軽いCELESTION やJENSENが好きですが、こういうヘビーデューティなスピーカーも魅力的です。