BRONX TUBE12修理

先日のMarshall 6101修理のKさんのご友人のアンプを修理しました。モノはBRONX TUBE12という6L6GCプッシュプルのコンボ。

このブランド、いまは検索すると会社そのもののサイトにもヒットせず。つぶれちゃったんでしょうか?回路図もないので、こりゃ時間がかかるかなと思っていたら、中身はそのまんまFender Blues Deluxeです。コピー品でおなじみのBで始まるドイツ本社のあの会社もびっくり。

症状は、音量が突然小さくなるということ。いろいろとお疲れのようです。

こちらはBlues DeluxeのFender純正回路図の写し。殆ど同じです。とりあえずくたびれた12AX7のプレートとカソードの抵抗、コンデンサを交換。ICの電源ラインの抵抗と6L6のスクリーングリッドの抵抗が焼け気味だったのでこちらも交換したらだいぶ調子よくなりました。回路図の赤丸部分を新品へ交換です。

あと思わぬ落とし穴で、OPTからパワー管へ繋がる基板への接続がファストン端子なのですがカシメが甘く接触不良気味。これが最大の原因っぽいです。カシメ直して半田を流し込んでみました。

音は使ったことのあるBlues/Hotrod Deluxそのまんま。スピーカーもエミネンスのGuv'norなんで結構爆音です。なかなかコストパフォーマンス良いアンプですね。