Marshall the Guv'nor 英国製と韓国製の比較

お預かりしたオリジナルガバナー。弾いてたらあまりにも楽しく。ついつい研究用にリイシュの韓国製を入手しました。

左が韓国製リイシュ。右が英国製オリジナル。

比較前にリイシュの韓国製はコネクターを直接接続に変更し、オペアンプをソケット式にしてJRCのNJM072からTIのTL072に差し替えました。

オリジナルのオペアンプはMotoloraのTL072ですが、英国製ガバナーの評価が高まると共に値上がりが顕著です。たまに見かけると艶有りの4558といい勝負のお値段。それなら比較的近いと噂されるTI製TL072をチョイスしました。

これで基本的にオリジナルとリイシュの差が比較的に少ない状態。比較するとオリジナルの方が心持ちローからミッドが太くて、リイシュは気持ちドンシャリです。「さすがオリジナルは音が太い」と感心して基板を良く見たら英国製に付けたC1のコンデンサの値が0.1uFのはずが0.22uF です。(老眼が進行したか??)

ここは値が大きいコンデンサにすると低域が出るので当然っちゃ当然です。取り急ぎ回路図と同じ0.1uFに換えたら、比較的近い音になりました。

オリジナル

オリジナルはジャックに不具合があったので楽器店で部品をオーダーし交換しました。これであと20年は使えるでしょう(笑)



リイシュ

音色的にはC1が0.22uFの方が好みかも。リイシュは自分で使うので0.22uF で行こうかと思います。


追記
こちらがオフィシャルの回路図のようです。
回路図