'77 Fender Deluxe Reverb修理

ご近所さんのK野さんから御預かりしたシルバーフェイスのデラックスリバーブです。ノイズが乗るのとビブラート(トレモロ)の動作不良とのこと。

シルバーフェイス期は68年〜82年と結構長い間です。中身はもちろんポイントトゥポイント。プリント基板何それ?といった佇まいです。

年式判定はボリュームポットに限ります。ポットデイトが1377636〜52位なので、CTS製(最初の3桁)76年の36週〜52週の間。アンプ本体の製造は77年辺りでしょうか?

ビブラートは揺れの周期にあわせて無音時も含めてバックでバッバッバッバッバッバと言うノイズが乗ります。これじゃ使い物になりません。ビブラート未使用時のノイズはも気になるけど、まずはビブラートのノイズ退治を優先して、全体的なノイズは後ほど追い込みましょう。

ビブラート回路周辺のパーツを替えたり、配線の引き回しを診ましたが、ちょっとしかノイズは減らず。
色々ネットで調べたら、こんな情報が

ビブラートのオプトカプラの片側と並行に0.01uFのコンデンサを噛まします。回路図的にはこんな感じ。

実際にはこんな感じ。コンデンサは元から載っていてトラブルシュートのために取り替えたDirectronのセラコン。でかいのでオプトカプラーが隠れました。ここまで到達するのに手持ちの部品を使ってあちこちのパーツを入れ替えました。
この辺はポイントトゥポイントは作業が楽です。

効果てきめん!ノイズはだいぶ減りました。この辺のノウハウ、日本語では見かけないのでこの記事に残しておくこととします。

さてさて、リペアは続きます。