Marshall JCM2000 DSL100修理 その3 出戻り〜今度こそ完了。

修理完了ということでお渡ししたJCM2000ですが、ちょっと使って頂いていたら、時々バリバリッ!と謎のノイズ。自宅では再現しなかったので、平謝りの上再度引き取り。

念のために、プリアンプ周りのカソードのコンデンサなどを交換したりしながらチェック、犯人はリバーブのポットでした。

再現したりしなかったりで、修理後のランニングテストで再現せずにノーマークでした。

ポット、基板直付けの特殊な形で入手も難しいかと思いましたが、あっさり見つかり購入。


これが故障したポット、接点の劣化によるガリというより軸がぶれてリークを起す感じです。軸をゆするとバリバリバリと激しい音がします。信号に直流が流れた感じに近い音。


そして、基板3枚構成のJCM2000はPOT交換でも、いちいちばらさなくてはなりません。

コネクタだらけなので、分解するときは荷造りラベルが大活躍です。数回ばらしているうちにだいぶ慣れて、基板を外すのに15分くらいで対応できるようになりました。(苦笑)


POTを交換し、ノイズが出ないことを確認。1回スタジオにでも持ち込んで、大音量で大丈夫かチェックしてみたいと思います。

JCM2000 DSL100、素直な出音と扱いやすさでなかなか良いアンプですが、イマイチ部品が弱かったり、安いグレードのもの(特に電解コンデンサ)が使われていたり、なにより基板の取り回しが原因で故障しやすいようで、ちょっとそんしているアンプですね。でも修理のコツが判ったので自分で持っていてもちょっといいかもと思ったりして(危険危険)