Marshall 1959(JCM800期)マスターボリューム取り付け


1ヶ月以上開いてしまいました、久し振りの更新です。
各方面から修理のご依頼を頂き嬉しい悲鳴をあげていたらあっという間に1ヶ月経過って感じでした。

さて今回のネタは4つ穴マーシャルのマスターボリューム取り付けです。
モノは座間の名店ラ・リチェッタのシェフ、けえすけさん所有のJCM800の1959。どうにもこうにも爆音で使いにくいというのでマスターボリュームを取り付けます。
方式は色々ありますが、4つ穴マーシャルでは一般的になりつつある(?)ポストフェイズインバーター(PPI)方式。
近年ものだとJCM2000のDSL20/DSL40がこの方式。
これだとフェイズインバーターも歪んだ状態で音量が下げられるので、結構歪ませたまま音量ダウンが可能です。

思えばこのブログを始めたきっかけのMESAのSubwayBluesのマスターボリューム。あれも最初は不完全ながらポストフェイズインバーターでした。(結局プリフェイズインバーターにしましたが)
あの不完全なモディファイがきっかけでよりディープな世界に入り、大分勉強しましたのでなんとも感慨深い限り。


ボリューム増設は悩ましいですが、今回は使っていないラインアウト端子を外してマスターボリュームにします。背面ですがこの方が取り回し面では色々楽です。
ポットは250Kの2連ボリュームを使います。
バイアスの直流がボリュームポットに流れるので、ガリ対策として並列に2MΩの抵抗を挟みます。


結構いい感じにボリュームダウンできます。
アッテネータに比べたら負荷もハイ落ちも少なく、自宅で歪ませて1959が弾けます。

しかし、まだまだマスターボリューム以外の問題点があるので続きます。