BOSS CH-1(アナログ)修理と改造

前回のCH-1/CE-5のデジタル化の検証のサンプルとして、もう一台壊れた状態のCH-1を格安で手に入れました。約千円(苦笑)

裏のラベルの色はピンク。中身はアナログ回路です。
残念ながらコーラスがかかったような気分になりますが、音は揺れません。LFOの回路のICであるM5223Lが逝ったようです。
このIC故障はCH-1の故障事例で最も多く、推測ですがBBDの供給難より故障率を下げるためのデジタル化だったのかもと思います。

さて、さくさくと修理完了。普通のままじゃすっきりさわやかなコーラスであまり面白くはありませんので少しだけ揺れをエグくしました。

M5223Lの電解コンデンサ2つを10uFから4.7uFへ。これでスピードアップ。クロックジェネレータ横の47pFを150pFへ。これで揺れの深さがアップします。

場所はここ、ソケット化した8PIN直列のICがM5223L、その下の茶色い電解コンデンサです。

あとこちら、クロックジェネレーター横の茶色いシルバーマイカです。

SpeedとDepthのノブが9時くらいでノーマル。そこから12時以降だともう変態エフェクトです。アッパーアクターブのFUZZなんかと併用すると狂気の世界です。狂気過ぎてデモを録るのはやめました。よくノーマルと変態モードをスイッチで切り替えるMODはありますが、つまみのさじ加減でノーマルから変態エリアを行き来できるのはこれはこれで面白いです。